■地域リハビリテーションとは
当センターは2005年(平成17年)9月30日に群馬県より指定を受けました。
リハビリテーション広域支援センターは、地域における機関・組織と連携しながら、リハビリテーション機能を充実させることにより、
リハビリテーションを必要とする地域住民の皆様が適切なサービスを受けられる様に様々な活動を行うことのすべてを言います。
■活動内容
1.太田地区におけるリハビリテーション実施機関・従事者への支援リハビリテーションに関する様々な相談の実施
(電話相談・面接相談)地域住民の相談への対応に関わる支援
2.地域リハビリテーション従事者への研修
研修会の開催
講師の派遣(介護予防教室・各施設の勉強会など)
3.啓発活動
太田地域リハビリテーション支援センターホームページの設置・運営
情報誌発行
4.太田地域リハビリテーション推進協議会の運営
以上の活動内容を予定しております。しかし発足して間もないこともあり、地域リハビリテーション広域支援センターの存在、活動の目的が太田地域にて理解されていないと思われます。医療・保健・福祉関係職員の連携体制もまだ確立されておりません。今後、関係職員だけでなく、地域住民とのつながりを大切に考え、太田地域の皆様へ喜んでいただけるよう努力いたします。
■地域リハビリテーションの事は
何でもご相談ください
- ■相談受付内容
- 1.リハビリテーション医療
(理学療法・作業療法・言語聴覚法・その他)に関して
2.福祉機器・福祉用具等に関して
3.生活環境整備(住宅リフォーム)等に関して
4.その他 - ■相談対応者
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・その他
地域リハビリテーション広域センター事務局(宏愛会第一病院)職員がお答え致します。
■太田地域リハビリテーション
広域支援センターへ
〒379-2305
群馬県太田市六千石町99-63
医療法人宏愛会 宏愛会第一病院内
TEL 0277-78-1555
FAX 0277-78-1570
広域支援センターの利用に費用はかかりません。ご相談はお気軽に。
■地域リハビリテーション
広域支援センターの
連携図(高齢者モデル)
■介護予防について
■介護予防とは・・・
「要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、
そして要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと」と定義されています。
しかし、単に介護が必要な状態になるのを防ぐために行うのではなく、高齢者の方自身が、活動的で生きがいのある生活を送れるようにすることです。
介護が必要にならないためには、からだの変化に気づき、予防することが大事となります。
■からだの変化に気づく・・・
心身機能は少しずつ変化し、少し歩きづらい・疲れやすいと趣味活動や外出をしなくなってしまうと、
活動量が低下し筋力が衰えたり関節が固くなったり、転びやすくなります。
食欲が減り栄養不足になってしまい、体力が落ち意欲もわかなくなる、物忘れがでてくることもあります。
結果、ちょっとした不調が介護を必要な状態を引き起こしてしまう・・・という負のスパイラルに陥ってしまいます。
活動量が低下しないように日頃から運動・体操を行うことで筋力の維持改善を図ることが大切になってきます。
■こんなことありませんか?
●最近転んだ・つまずいた●歩く速度が遅くなった●膝が痛む●階段がつらい●外出がつらい●物忘れが気になるなど・・・
■運動をするその前に!!
運動の回数や量は毎日行えるように「少し疲れたな」と思える程度にしましょう。かかりつけ医がいる方は事前に相談しておきましょう。
体調が悪い人や、痛みがある場合は無理せずお休みを!運動前後で十分な水分補給、休養を取りましょう。
周りの人や物にぶつからない様に広い場所を確保し、明るくしてから行いましょう。
■運動参考例
■椅子に座って行う運動
爪先上げ
両足を揃え、踵は離さない様したまま爪先を上げます。 太もも上げ(左右)片足ずつ、膝を胸のほうに引き寄せます。その後、ゆっくり下ろします。
■椅子に座って行う運動
太もも上げ(左右)
片足ずつ、膝を胸のほうに引き寄せます。その後、ゆっくり下ろします。
■椅子に座って行う運動
膝伸ばし(左右)
片足ずつ、ゆっくり膝を伸ばします。このとき、爪先が天井を向くようにしましょう。その後ゆっくり下ろします。
■立って行う運動
踵上げ
両足を揃え、踵を上げます。爪先に体重を乗せるよう意識しましょう。 片足横上げ(左右)片足を横へ軽く上げ、3~5秒静止した後、ゆっくり下ろす。
■立って行う運動
片足横上げ(左右)
片足を横へ軽く上げ、3~5秒静止した後、ゆっくり下ろす。
■椅子に座って行う運動
膝曲げ
両足を揃え、ゆっくり膝を曲げましょう。その後3~5秒静止してからゆっくり伸ばしましょう。
■体操は毎日の積み重ねが大切です。そのため、無理せず行い、活動的で生きがいのある生活を送れるようにしましょう。
■地域でいきいきフレイル予防
フレイルとは健康と要介護の間の状態 のことをいいます。年齢を重ね、外出の機会が減ることで、行動範囲が減り心身に変化が起こります。
筋力の低下や食欲不振、意欲の低下などによりフレイルとなってしまいます。
ここではフレイルを知り介護状態にならない為の知識と予防法をダウンロードできます。
■介護予防サポーター養成の理念
- 1.「高齢者が自立して尊厳を保ちながら安心して暮らせる地域社会」を創るには、元気高齢者が最大の人材
- 2.元気高齢者に「真の自立支援」、「介護予防」、「安心して暮らせる地域作り」を理解してもらい、そして元気高齢者が活動の中心になって、
それを行政が支えるような仕組みを作る - 3.市町村や事業者が全てを提供する構図ではなく、高齢者が自ら介護予防や介護に取り組むという視点の変換が大切
■介護予防サポーターの役割
- 1.地域(町内会単位)の公民館・集会所などにおいて、筋トレを中心にした介護予防教室を開催
- 2.地域支援事業として市町村が実施する介護予防事業に、(有償)ボランティアと して参加
- 3.地域包括支援センターの事業に(有償)ボランティアとして参画し、特定高齢者のフォローなどの地域活動を行う
■介護予防サポーターの役割
- 主管
- :群馬県健康福祉局介護高齢課
- 実施
- :地域リハビリテーション広域支援センター (県内10圏域;12か所)と市町村
- 教材開発
- :群馬県地域リハビリテーション支援センター
- 協力
- :健康運動指導士会県支部、県歯科衛生士会 県栄養士会、前橋市介護高齢福祉課
- 後援
- :群馬大学地域貢献特別支援事業
■介護予防サポーター養成の対象者
地域の元気高齢者で、サポーターとしてボランティア活動や筋力向上トレーニングなどの指導・助言にあたって頂ける方。
元気な高齢者を中心に呼びかけています。
■初級 3時間
介護予防の必要性や方法を理解し、隣人に広められる
対象:一般高齢者など
■介護予防サポーター初級研修の内容
一般高齢者向け 介護予防の基礎知識 3時間 介護予防の必要性や方法を理解し、隣人に広められる
カリキュラム例
・介護保険にかかる費用や受給原因・サクセスフルエイジング、廃用ってなに?・廃用を防ぐために必要な筋トレや運動をしてみよう・ココロもカラダも楽しく使ってボケ防止!・歯無しにならない話・老化を防ぐ食事:美味しく食べて医者要らず
■中級 3時間×3回
介護予防の全般的な知識を身につけ、介護予防事業のサポートができる
対象:ボランティアとして活動する意欲のある方
■介護予防サポーター中級研修の内容
地域活動希望者向け 介護予防全般の知識 3時間×3回(3日間)
全般的な知識を身につけ、介護予防事業のサポートができる
カリキュラム例 各コマ90分(中級修了者に認定証)
・運動器(1)介護予防の運動指導・健康体操・運動器(2)筋トレ教室・転倒予防教室と測定・評価・口腔ケアの理解と実技
・栄養改善の理解と調理実習
・認知症の理解と予防・介護予防サポーターの役割と地域づくりの秘訣
■上級 ボランティアとして参加
さらに市町村の介護予防事業などに参加して経験を積み、地域のリーダーとして自主的活動ができる。